せっかく創った自分の現実を自分で壊していませんか?
中学生のお子さんが最近、学校に行かなくて…という
子育て相談がありました。
今までご主人がが単身赴任中で、子育てを優先して仕事は
契約社員でやっていたけれど、ご主人が東京に戻ってきた
ことと息子が中学生になったことで、
正社員として仕事をやっとバリバリ始めて、
会社も私の能力を評価してくれて責任のあるポジションについた途端、
息子が学校に行かなくなるってどうしてなんでしょうか?
このような内容のご相談でした。
自分の現実が上手く行き始めると、
何かよくわからないけど、それを上手く行かなくする
出来事が起こる体験をしたことはないですか?
せっかくいい方法に物事が進みだしたのに、
何で???って思ったことはありませんか?
物事が上手く行き始めると、何かそれを邪魔するような
出来事が起こって上手く行かなくなってしまう。
実はこれもあなたの意識が創り出しているんです。
えっ、自分が望んでいた現実を手に入れたのに、
自分で壊したりするなんて馬鹿げていると
思われるかもしれませんが、
創り出したのもあなたの意識によってですが、
壊したのもあなたの意識によってなのです。
どういうことか、私自身が過去を振り返って
分析したことを例にお話しします。
20代の半ば、社労士の資格を取り、私は社労士事務所で
働いていました。
やりがいのある仕事をして、夫との結婚生活も楽しく、
仕事もプレイベートも上手く行っていました。
その後、社労士事務所の先生が病気になり、
仕事を続けるのが難しくなり、
資格を持っていた私に事務所を継いでほしいという話が持ち上がりました。
でも、その頃、私は娘を妊娠していて、両立するかどうか悩んだ挙句、
事務所を退職して、子育てに専念しました。
私の中には娘を妊娠した時期と先生が
病気になる時期が重ならないでタイミングが
ズレていたら、仕事も育児も両方出来たのに…という
想いがずっとありました。
でも、潜在意識のことを理解したことによって
私の意識がほぼ同時にこの現実を創りだしたのだと
わかりました。
私は子供の頃、大正生まれの祖母に
「結婚したら女は家庭に入るものだ」と
言われ、
一方、母には
「これからは女性も社会進出の時代よ!」と
言われてて育ちました。
祖母は母の文句を私に言い、
母は祖母の文句を私に言う環境で、
私は2人に仲良くしてもらいたくて
どちらの言うことも「うん」と聞く
ような子でした。
だから、祖母の言うことも母の言うことも
どちらも叶えたいという意識が私の中にあり、
せっかく社労士の資格を取って
やりがいのある仕事をしていたのに、
先生が病気になって事務所を引き継げないなら
辞めて家庭に入るような現実を
自分から創り出していたのです。
これは自分で創り出した現実を、
自分で壊してしまった一例ですが、
このように相反する意識を持っていると
こういうことは起きやすいです。
冒頭でご紹介した相談者の女性も
これからどんな意識があったのか
カウンセリングセッションを通して
明らかにしていきますが、
恐らく自分のやりたい仕事を思いっきり
やることへの抵抗となる意識が存在している
はずです。