子供が巣立った後に備えてパートナーへの意識を変える

子供が大きくなってやがて巣立っていった後、
パートナーと2人で上手くやっていく自信ありますか？

今までは子供の話がお互いの共通の会話だったけど
子供が社会人なって家を出たら話すことがなくなって
どうしよう…とか、
子供が巣立ったらもうお互いに一緒にいる必要はない
からそうしたら別れようと思っている…とか
考えている方に
私が今、取り組んでいる夫への潜在意識を変えて
現実を変える方法をご提案します！

あなたの潜在意識を変えれば
子供が巣立った後、夫婦仲良しの生活を
創れるというお話です。

私にも子供が家を出たら夫と二人でどうしよう…と
未来のことを考えた時期がありました。

夫は色々な趣味があって一人で出かけて楽しむのが
上手いので、私もこのコーチングの仕事をして
お互いにやりたいことをやって一緒にいれば
それでいいのかなぁ～とも思いました。

でも、私は欲張りなので、
せっかく夫と二人きりの生活に戻るのなら
結婚した当時の気持ちになるべく近く
「夫のことを好き！」と言い切れる自分に
なりたいと思いました。

そこで、子供が巣立った後も
私はビジネスもプライベートも充実した未来を
手に入れる！と決めて、
夫を好きになろう…と意識するように
しました。

【でも、そこには大きなハードルがあった】

もちろん、結婚して子育てをして、子育てが終わった後でも
「主人のことは大好きです」
という人はいますが、
私の場合、
夫と二人っきりの生活に戻った時のために
「夫のことを好き！」と言い切れる未来を潜在意識に
イメージしようとしたら、
物凄く大きい抵抗がありました。

心の中で
「だって夫は私が子育てで大変な時に
仕事のことばかりで私の話を聞いてくれなかったじゃないの」
という過去の出来事への声が聞こえてくるときもありました。

またある時は、身の回りの出来事でも
夫を好きにならないようにこんなことが
起こりました。

パソコンが得意な夫にパソコンのトラブル解消を頼んだら
「今、そんなの無理！」
とテレビを見ていて相手にもされませんでした。
これは、
「ほらね、やっぱりこの人は自分のことばっかりで
私の話を聞いてくれないんだよ」
という私の中にある”夫はこういう人だ”という夫に対する信じ込みに
合うように現実を加工してしまう潜在意識のなせる業です。

【心の中は葛藤している状態】

そうやって何が何でも夫のことを好きにならないように
潜在意識が抵抗しました。
それは私が夫のことを
「家族よりも仕事を優先する冷たい人」という
潜在意識を持っていて、その潜在意識が
結婚した当時のように
「夫のことを好き！」という意識を潜在意識に入れようと
することに抵抗して、葛藤状態を起こしているからです。

夫と二人っきりの生活に戻った時のために
「夫のことを好き！」という意識に変えようと
すれば
「それ、今まで夫に対して思っていたことと
違うじゃん！ちょっと待ってよ！納得いきません！」と
潜在意識は必死に「家族よりも仕事を優先する冷たい人」が
夫に対する本当の現実だからと抵抗するのは当然です。

それでは、私が「夫のことを好き！」と
昔のように思うことは不可能でしょうか？？？

【子育てで大変な時ってどこのこと？？？】

今の現実からいきなり「夫のことが好き！」という
意識を持つことを何度か試してみましたが、
私の場合、潜在意識の抵抗がかなり強かったので
作戦を変更しました。

過去の子育てで大変だった時の夫に
感じた「夫は家族よりも仕事を優先する冷たい人だ」
を変えることに取り組み、
過去から「夫のことが好き！」という潜在意識を持つように
しようと思ったからです。

私の中で夫に対して一番幻滅した、
「あー、この人と結婚して失敗だったかも…」と思った
場面の記憶を思い出して、その時に私がした解釈を変えたのです。

【あなたはあの時、何もしてくれなかった】

その場面は、息子が生まれて生後2か月で入院した時のことです。
娘は弟が出来て嬉しくてベタベタと風邪を引いているのに息子と
接して、息子がRSウィスルにかかって悪化して入院しました。

その時、同室だった５歳ぐらいの男の子のお父さんに
「生後２か月でRSに罹らせるなんて酷い母親だ」と
言われ、悲しくて悔しくて落ち込んでいました。

夫が息子の様子を見に来た時にこんなひどいことを言われたと
半分泣きながら夫に話したものの、夫は何も言わず黙って
聞いているだけで、その後、病室の息子のベットで
寝てしまったのです。

この夫の様子から
「夫は家族のために何もしてくれない。仕事を優先する冷たい人」
という夫への潜在意識が生まれていきました。

【夫は私を責めず、受け入れてくれた】

この場面を再度振り返る場合、客観的に第三者としてみるのが
一番です。

夫は息子に会いに来て、どうして息子のベットで寝たのか？

この頃、夫は新しいプロジェクトで重要なポジションで
物凄く忙しく働いていました。
休みの日に息子の様子が気になって病室に来たものの、
病状も落ち着いてベットで気持ちよさそうに
寝ている息子を見たら、自分も眠くなって
ベットに腰かけていた体勢から身体を横にして寝てしまったのです。

このように過去の出来事をその時の感情と同化せず、
ただ眺めてみることで新しい視点で過去の出来事を
捉えることが出来るようになってきます。

仕事が物凄く忙しく、休日も寝ていたいのを我慢して
息子に会いに来たら、妻からそんな愚痴を聞かされたら
「お前が娘に、『風邪ひいてるから息子に近寄っちゃダメ』と
娘のことを見張ってなかったからこんなことになるんだろう。
俺は家族のためにこんなに仕事を頑張っているんだから
ちゃんと子育てしてくれよ！！」
という人だっているだろうなぁ～という考えが浮かびました。

「生後２か月でRSに罹らせるなんて酷い母親だ」と
言った同室の男の子のお父さんが
私の夫だったらこういう発言をしたのではないか？

でも、夫は一切私を責めなかった。

このように考え方を変え始めると
夫は私を責めずに母親として受け入れていたんだと
いう想いが強くなりました。

ここに気づいたことで、この出来事への
私の潜在意識が変わり始め、
同時に夫に対する意識が変わり始めました。

夫が尊敬する対象に変わっていったのです。

【「この人ってなんて心の広い人だろう」】

自分も大変な時に、妻の愚痴をただ黙って聞いてくれるって
心の広い人だなぁ～

そうやって夫の素晴らしさに気づく出来事として
息子が生後２か月で入院した出来事を解釈する
潜在意識に私はこの記憶を書き換えました。

すると夫に対する今、現在の気持ちも自然に変わり始めました。

自分でも不思議ですが、
夫に向ける視線が優しくなって、
夫も私から優しい視線を向けれるので
夫から私の向けられる視線も優しくなってきました。

そうなると会話も変わってきます。
まだそんなに口数は多くないですが
夫の発言が増えました。