着地を変えるってこういうことです

人は誰でも最終的に着地する意識があります。
その意識が「愛」だったり「悦び」だったり
「諦め」だったり「怒り」だったり「無力感」だったり
「罪悪感」だったり、それは人それぞれです。

 

そしてセッションをしていて定位置にして
着地をしている意識として多いのが
「諦め」や「怒り」、「無力感」、「罪悪感」です。

 

これらの意識が自分の最終的な着地だと
潜在意識で信じ込んでしまっていると
ここに最終的に着地して
「諦め」や「怒り」や「無力感」や「罪悪感」の意識を
感じるために現実を創ってしまいます。

 

これを続けていると自分の現実を思い通りに
豊かに変えることは出来ません。

 

だから最終的に着地する意識を変える必要が
あります。

 

以前、セッションを受けていただいたクライアントさんで
わかりやすく着地を変えた例があったので、
ご本人の了承の上、紹介します。

---

子育てで子供を強く叱ってしまう自分をどうにか
したいと思っているけれど、それが上手く行かないと
いうご相談でした。

 

さらに詳しくお話を聞くと、
過去に流産した経験がありました。

 

そこで生まれてこれなかった子の分まで
しっかりと娘を育てよう…と思うと
どんどん娘への要求が高いものになり、
「そこまでやらなくても…」と夫にも
言われて頭ではわかっているけれど
やめられていということでした。

---

 

先ほどの意識の最終的な着地点に話を戻します。

 

このクライアントさんの最終的な意識は何だったのか？

 

”生まれてこなかった子の分までしっかりと娘を育てよう”

ここには生まれてこなかった子に対して、
「生んであげられなくて申し訳ない」という
罪悪感の意識がありました。

 

そこでクライアントさんにこのような質問をしました。
「天国でこの世には生まれてこれなかったお子さんが
お母さんと自分の妹のことを見ていたとしたら
どう思うと思いますか？」

 

すると
「『何でこんな簡単なことも出来ないと』とちょっとしたことで
娘にイライラして怒ってしまう私を空から毎日見ていたら
こんな母親の元に生まれなくて良かったと思っているでしょうね」
という寂しそうな返答でした。

 

そこで
「では逆に天国で、生まれてこなかったお子さんが
お二人を見ていてあなたがどういう子育てをされていたら
『僕（私）もお母さんの子として生まれたかった』と思うでしょうね？」
と質問して、そのことについてかなり掘り下げてお話をしました。

 

それから1か月後に
「娘に怒らなくなって寛大になり、それによって
娘も本来持っている力を発揮するようになって
成績もグーンと上がりました。」という
ご報告がありました。

 

これはこのクライアントさんの
子育てに対する意識の着地点が変わったからです。

 

セッションをする前は
子育てをする時、「罪悪感」の意識にいました。

 

それが2つ目の質問によって
子育てをする時の意識を「悦び」に着地するように
誘導しました。

そうやって意識を「罪悪感」から「悦び」に
変えたから
現実もちゃんと悦びに着地する出来事に変わって
いきました。

 

こうやって普段、自分がいる定位置の意識を
変えていけば、現実は面白いように変わり始めます！！